Nobue Kanekawa’s page
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ドヴォルザークには、鉄道オタクだったという説があります。
今度のコンサートでは、ドヴォルザークの作品も幾つか演奏しようと思っています。中でもそんな説を聞くとおもしろくなってくるのは、ユーモレスク。あの冒頭のリズム、ちょっと揺らして演奏するのですが、どんなバランスが良いのか色々試してみたくなります。鉄道といっても当時は汽車。今の高速な列車と比べれば優雅なスピードだったことでしょう。車窓から眺める風景はどんなだったのか、車内にはどんな人達がいたのだろうか、服装は、素敵な帽子をかぶっている人などいただろうか、、などと映画のワンシーンのような情景を想像してみたり。
響くのはクラリネットで奏でる旋律。歌詞も伴奏ないけれど、聴く方それぞれに、気ままな想像を広げる余白はある。
本の挿絵のような感覚で、音楽と結びつけた小さなフォトカードをお渡しします。
コンサート情報:
2017年3月5日日曜日『木陰のギャラリーコンサート in Gallery鶉』
2017年2月28日火曜日
余白はある