Nobue Kanekawa’s page
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先日の土曜日に開催した「木陰のギャラリーコンサート in Gallery鶉」は、お陰様で終了いたしました。雨の中ご来場くださった方、励ましのお言葉をくださった方、遠くから見守ってくださった方、有り難うございました。
木もれ日が見られないのは残念でしたが、比較的小降りなのは幸いでした。会場に入るとまず嬉しかったのは、正面に見える柿の木の葉が、いくつか紅く色づいて美しいことでした。お庭を眺め、良い響きを感じながらリハーサルをしていると、コンサート準備で忙しなく過ごした日々を忘れ、穏やかな心でお客様をお迎えする気持ちにさせてくれる素敵な会場です。 終演後に伺った、あるお客様のお話しによると、音楽を奏でる私の後ろ大きな窓の向こうで、ちょうど良いタイミングで鳥の鳴く声が聞こえたり、時折木の葉がハラリと落ちたりする様子が素敵だったそうです。(私も振り返って見てみたかった。)今回も、お客様に恵まれ、良い雰囲気で音楽と過ごす時間を満たしてくださって、有り難うございました。
様々な曲を演奏した中で、カタロニア民謡の「鳥の歌」も演奏しました。元々予定していた演目です。選んだのは、時折鳥達が集う庭、季節は秋から冬へと深まる夕暮れに、このタイトルと曲想が似合うのではと思ったからです。コンサートの朝、驚くような出来事が起こった事を知り、やはり心に浮かんだのは、「鳥達は空にいるときに、Peace、Peace、Peace、(平和)と歌います。」という、この曲を愛奏したチェロ奏者が語った言葉でした。
全ての人が穏やかな心でいられるような世界になりますように。
写真は「鳥の歌」のイメージに、コーディネートしたものです。
2015年11月20日金曜日
鳥達は