Nobue Kanekawa’s page
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うちのピアノ、今日はクラリネットを吹くと返事をします。
前回調律時に、次は糸替えをした方がいいですねと言われていました。鍵盤を戻すバネを引っ張る糸が、劣化して何カ所か切れて戻りが遅くなっていました。弾けないわけではないのですが、いずれ次々と切れていくと思うので全部付け替えましょうとの事。今回調律と同時にお願いする事にしました。ハンマーも含めた内部装置を取り外して持ち帰り、作業して下さっています。ハンマーに付いた弦の跡、3本線も調整して消してくださるそうです。
さて調律師さんが帰った後、クラリネットを出して吹き始めると、おや?何だか感じが違う。そうかさっき外した中には、フェルトの付いた部分でそっと押さえて弦の震動を止めていた装置も付いていたんだ。押さえる物がないので、クラリネットの音と共振し、ピアノの弦がもわ~んと妙なコーラスで返事をします。その後来たクラリネットの生徒も一緒に面白がってくれましたが、ごめんね変な感じでしたね。クラで良い響きを出すと、ピアノもちょっと大きめ、長めのコーラスで返事を返して来てわかりやすかったけど。。。大丈夫、降りたままの鍵盤も3日後にはもと通り。
実家から運んできたピアノ、幼稚園の頃からの付き合いです。父は知人に聞いて、楽器店ではなく松坂屋で購入したそうです。当時デパートには、ピアノを何台も並べてある楽器売り場が普通にありました。今では時代を感じます。一時期だけ製造していたというヤマハXシリーズ。普通より重いそうで、引っ越しの際、運搬業者のお二人は、心配なくらい大変そうでした。子供の頃は3姉妹で順番に練習して、時にはネコ踏んじゃったや、即興というかデタラメに弾いてオモチャだったり。お手入れをして、まだしばらくお付き合い願います。
2014年2月2日日曜日
思えば長いお付き合い