Nobue Kanekawa’s page
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モノクロで撮影しても、あの淡いピンク色の、はかなくも華やかな花を眺めた何とも言えない気持ちがフワッと浮かびます。桜が見頃を向かえた4月1日夕方、主人と愛犬と共に、今年も隅田川へ夜桜見物に出かけました。年に一度、夜の長いお散歩、楽しいね。
桜橋は歩行者専用の橋です。ライトアップされた光が水面に映っています。
桜の名所は様々有れど、ここでは江戸の風情が漂います。
桜を愛でつつ屋台の焼きそばやおでんを食べていると、やって来たのは獅子舞とチンドン屋。楽器を持っていますが、この人達は役者としての要素が強いのですね。楽士・クラリネットのお兄さん、メイクも口上もキリリとしています。クラシックの演奏とは、また全く別種の職人芸。盛り上がれば中々激しい動き。お陰で写真はブレブレですが、楽しい一団が通り過ぎて行く感じは伝わるかな?獅子舞と大太鼓はベテランでしょうか。チンドン太鼓と楽士は若そうですが、演奏も後ろ姿に漂う雰囲気も、さすがいい味だしていました。
川に浮かぶ何艘もの屋形船に小舟を寄せて、何やらやりとりしているのは、佃煮売りだそうでうすよ
今年の桜、やっと蕾がほころび始めたと思ったら、あっという間に満開に、そして花散らしの雨、風、雹。それでもなんとか残ってくれた花を、まだほんの少し味わえるでしょうか。つかの間の喜び、一年が巡ったのだという事を味わい、そして新たな一年の始まり。きっとまた、来年の春にも、美しく咲く桜を眺めています。
2014年4月5日土曜日
夕暮れ・夜桜・江戸風情