Nobue Kanekawa’s page
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日曜日に開催した「木陰のギャラリーコンサート in Gallery鶉」、台風に刺激された秋雨前線の影響で朝からかなりの雨。ご来場頂くのにご不便をお掛けしたと思います。そのような中、多くのお客様がご来場くださいました。有り難うございました。風の影響はまださほどなく、会場に入ってしまえば大きな窓から見えるお庭の緑が色濃く感じられ、池の波紋も美しく、雨音に耳を傾けたくなるような素敵な光景でした。荷物が多く傘も差しながらなので、いつものカメラを持って行くのを諦めたのが残念。終演後もやはり雨でしたが、台風本体に追いつかれる前に帰宅出来たのは幸いでした。その後やって来た台風はやはりかなりの勢力だった様子、被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。
さて、コンサートではチラシに記載した曲以外にも色々と、アンコールまで含めて13曲演奏しました。その中でも、やはりこの会場で演奏して良かったなと思った曲がありました。
マクダウェル作曲、野ばらに「森のスケッチ」より
曲のイメージと私が撮った写真をコーディネイトしている、このシリーズ。いつもは、曲が先で写真を合わせる事が多いのですが、この曲は、8月にGallery鶉を訪ねた際に撮った写真を眺めているうちに演奏したくなりました。木もれ日の庭、ベンチのある池の畔、葉を付けたしだれ桜の枝がふわりと揺らぐ。野ばらは写っていませんが、ゆったりと流れる曲想に似合うような気がして。
ヨナッソン作曲、かっこうワルツ
子供の頃にも親しんだこの曲に合わせたのは、2枚目の大きな木の枝を見上げた写真。こんな風景や、Gallery鶉の雰囲気を想像しながら演奏しているうちに、かっこうだけでなく、様々な鳥のさえずり、森の音や空気が感じられるようでした。
そして、アンコールで演奏したのは、ショパン作曲、プレリュードop.28-7イ長調。音楽と共にイメージを広げながら過ごした時間、ここからはご自身で素敵なものを探す時間の始まりですねという意味で、コンサートの最後ですが前奏曲を選曲しました。この曲、業界ではベタなネタですが、かの有名な胃薬のCMで長く使われている曲、イ長調の曲を合わせたのは偶然だそうです、というエピソードも楽しんで下さいました。皆さんを笑顔にしてくれて、短いけれど、「ありがとう、いい~曲です。」
2014年10月9日木曜日
雨にも負けず、ありがとう