ワンポイントアドバイス

2000/12/22

楽器の持ち方

楽器の持ち方について説明します。

まず、左手です。

楽器は左手のみで支えて、右手はスライドを動かすだけにしてください。右手で楽器を支えてしまうと、スライドが曲がってしまいます。

スライドとベルの角度は 手の大きさにもよりますが、 だいたい90度が良いと思います。広すぎますと手首に負担がかかりますし、狭すぎると3ポジ、4ポジをスライドが通るときに指があたってしまいます。

上の写真を見ていただけばわかると思いますが、人差し指はしっかりとマウスピースの上に載せて下さい。 素早くスライドを動かすときに楽器が安定します。

F管のついている楽器の場合、親指が自由に動くようにここにも親指に楽器の重みをかけず、中指、薬指、小指と手のひらでしっかり持って下さい。

 

 

 

次に右手です。

右手の持ち方はいろいろあり、自分にあったものを探していただきたいのですが、ここでは2つの持ち方を書きます。

どちらもスライドを持つと言うよりは、そえているという感じでいてください。

 人差し指と中指の間にスライドを挟み、親指をそえます。

 親指は腹の部分がスライドの方に当てて、

 バーの部分には親指の内側が来るようにします。

 指全体を軽く丸めて持ちます。

  この持ち方はフランス人が一般的に持っているやり方です。

 

次に日本、アメリカなのでよくしている人の多い持ち方です。

人差し指、中指を使って親指と共にバーを持って下さい。

残りの指は軽く丸めてください。

2つ紹介しましたが、各自で自分にあった持ち方を見つけてください。

右手はなめらかにスライドが動かせるように力が入らないように気を付けてください。

 

7ポジションが届かない、あるいはスライドが手から離れてとんでいくのが心配な人は左の写真のように靴ひも等の丈夫なひもでを自分にあった長さに切って結んだものをスライドのバーに付け、指に絡ませてみてください。

どこの指に絡ませるかは各自で工夫してみてください。

薬指が一般的です。